腰痛が多いです。

- update更新日 : 2021年12月27日
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本日は6月29日。

早いもので、もう1年の半分が過ぎてしましました。
今年に入って全体的に患者様の調子が悪く、症状が長引く方、「こんなにひどい症状が出たのは初めてだ」とおっしゃる方が多くおられました。また、「先生、ずっと調子良かったんですよ!何年ぶりでしょう?」というお久しぶりの患者様も多くおられました。

4月から6月にかけて当院では、腰痛(ギックリ腰のようなひどいのも多かったです。)、首痛、寝違い(いつも肩こりはするけど、こんなに首痛いのは初めてというもの。)、手足の痛みを訴える方がとても多かったです。

では、最も多かったこの時期の腰痛について少しお話したいと思います。

4月、当然春になると気温が上昇してきます。気温が上昇すると人の身体は自然と代謝が上がってきます。代謝が上がるというと「元気が出る」のような、何か良いイメージを持ちますが、代謝が上がれば、次は必ず老廃物が出ます。代謝と老廃物の排出、これはワンセットです。

この老廃物を除去するために血液をきれいにする役割を果たすのが腎臓です。腎臓が血液をろ過しようとしていっぱい働くと疲労します。

腎臓の疲労は大腰筋という筋肉を反射的に緊張させます。大腰筋は腰椎の前面から股関節に付着していて、この筋の緊張により腰椎の前弯が減少します。骨盤はへっぴり腰のような感じにゆがみ、姿勢的には前かがみの姿勢になります。
すると今度は、骨盤を安定させるために腰(腰椎の後面)の筋肉が緊張します。このことにより、持続的に腰部の筋肉が緊張して筋肉自体で神経圧迫が起こり、腰痛を起こすのです。

また、腎臓の疲労が最初の原因ということは、腎臓(内臓)の機能をコントロールする自律神経が疲労しているということです。
ですから最大の原因は自律神経が春の気温差、梅雨時期の湿気、それらによる寝苦しさなどで疲労して自らの免疫力・回復力が極端に落ちたこです。これはすべての症状の共通点です。
この状態から抜け出すには当院で頭蓋骨矯正・ソフトブロック療法を受けて自律神経を活性化し、お教えしている「ホームケア」と「睡眠の質を良くするコツ」を積極的に実践して下さい。

腰痛の話に戻りますが、ギックリ腰は上記の状態にさらにある内蔵と筋肉が関連して起きるのですが、長くなってしまいましたので、またの機会にさせていただきます。

首痛や肩こり・手足の痛みについても追々、お話出来ればと思います。