肩こり、首こりが花粉症で悪化する⁉

- update更新日 : 2022年04月13日
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いいよ4月です!4月と言えば、新年度、新学期などなど、新しい生活の始まりといった感じで皆さんも何かと行動的になる季節ではないでしょうか。

今シーズンの冬は例年より寒かったですが、ようやく気温も上昇してきて春らしい季節になって来ました。ここ松本市でも桜が咲く季節!これも行動的になる大きな要因かなと思います。

しかしながら春は良い事ばかりではなくて、実は一年で一番具合が悪くなる季節なのです。

春は寒暖差に要注意!

春は陽気も暖かくなってきて良い季節と思われがちですが、日々の寒暖差が激しい季節でもあります。

気温差と言うのは体にとってかなりのストレスになります。特に身体の調節を常に行っている自律神経は気温が1℃変わると疲労すると言われていて連日、これだけ気温差があると自律神経の疲労はピークです。

自律神経が疲労して働きが悪くなるということは身体の自動調節が上手くいかなくなりますから、自然治癒力の低下を招きますので色々な症状が起きやすくなってしまうのです。

春の代表的な症状と言えば・・・

色々な症状の中でもこの時期に真っ先に思い浮かぶものは今や国民病ともいわれる花粉症ではないでしょうか。当院の患者さんも花粉症の方は何人もおられますが、今年は酷い方が多いです。20年ぶりに出たなんて方もおられました。

この花粉症ですが、人体の花粉に対する免疫反応で、別名は季節性アレルギー性鼻炎と呼ばれています。

詳しい花粉症のメカニズムはここでは省くとして、本題の首こり、肩こりとの関連のお話に入ります。

内臓や器官の疲れが筋肉を緊張させる‼

まずは鼻ですが、外鼻(がいび)、鼻腔(びくう)、副鼻腔(ふくびくう)の3つに分けられます。漢字にすると難しく感じますがそんなことはなく、外鼻は皆さんがいつも鏡で見ている外観の鼻です。鼻腔は左右の鼻の穴、鼻毛があり粘膜に覆われている所で、副鼻腔は顔の骨の中にある4つの空洞でやはり毛が生えていて粘膜に覆われています。この鼻腔と副鼻腔で炎症を起こすものが鼻炎です。(ちなみに副鼻腔の名前は前頭骨洞、蝶形骨洞、上顎骨洞、篩骨洞です)

そして鼻の主な役割ですが、呼吸器としての空気の通り道としてのはたらき、嗅覚としての感覚器、吸い込んだ空気の加湿や加温、細菌など体に有害な物に対する防御になります。

他の症状でも解説をしているのですが、人体のシステムで筋肉が緊張する原因のひとつに内臓や器官の機能が低下すると関連した筋肉の緊張が起こる(内臓体壁反射)というものがあります。

上記の鼻腔副鼻腔は首の前側、後ろ側、横と広範囲で首の筋肉と関連しています。また、首から肩、背中まで覆っている一番表層の筋肉(名前は僧帽筋、別名は肩こり筋と呼ばれています。)は免疫機能(脾臓、リンパ系)と関連しています。

このように花粉症(鼻炎)により首周りの筋肉の緊張、免疫反応で表層の肩こり筋(僧帽筋)の緊張、おまけに自律神経の疲労で治癒力の低下ですから花粉症は首こり、肩こりとは最悪の組み合わせなのです。

首こり、肩こりへの当院のアプローチは・・・

当院では、アレルギー、免疫低下を引き起こす自律神経の疲労へのアプローチ(頭蓋骨矯正)、鼻炎軽減のための鼻腔・副鼻腔へのアプローチ(顔面骨の調節)関連した内臓へのアプローチの3本柱でこの時期の辛い首こり、肩こりを軽減させていきます。

自律神経、副鼻腔にアプローチするので首こり、肩こりだけでなく、施術後は鼻も通って花粉症も楽になったと言われる方もしばしば。

ちなみに、慢性鼻炎、蓄膿症なども副鼻腔が関係していますので、やはり首こり、肩こりを悪化させます。

つらい首こり、肩こりにお悩みの方はぜひご相談ください。